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iPhone標準の音声メモ vs AI議事録アプリ|何が違う?

iOS 18.4で文字起こし対応したiPhoneのボイスメモ。でも要約なし・1フォーマット・辞書なし。この記事では標準機能とAI議事録アプリの差を機能比較表で整理し、どちらが自分に向いているかを公平に解説する。

MinuteKeep Team
#iPhone 音声メモ 文字起こし#ボイスメモ#AI議事録#アプリ比較#iOS 18

iPhoneの標準機能で文字起こしできるのに、わざわざアプリを入れる必要ある?——2025年4月にApple Intelligenceの日本語対応が始まってから、この疑問を持つ人が増えている。ボイスメモやメモアプリに文字起こし機能が追加され、「無料でできるなら十分じゃないか」という声も自然だ。

結論から言うと、録音してテキストを残すだけなら標準機能で十分。しかし要約・フォーマット整形・辞書・AIチャットが必要な仕事用途では、まだ差が大きい。この記事では標準機能でできること・できないことを整理したうえで、AI議事録アプリが実際に何を上乗せするのかを機能比較表と具体例で示す。


議事録作成を自動化しませんか? MinuteKeepは、会議を録音するだけでAIが文字起こし・要約・タスク抽出まで自動化。9言語対応、月額0円、30分無料。

iOS 18.4時点のボイスメモ文字起こし機能

ボイスメモアプリの文字起こし

iOS 18以降、iPhoneの「ボイスメモ」アプリは録音データを自動でテキスト化する機能を搭載している。2025年4月リリースのiOS 18.4からは日本語にも対応し、録音中にリアルタイムで文字が生成される。

対応機種: iPhone 12以降(Apple Intelligence不要) 対応言語: 英語・日本語・韓国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・中国語(簡体・繁体) 主な特徴:

  • 録音と同時にリアルタイムで文字が生成される
  • 録音済みのファイルをさかのぼって文字起こしも可能
  • テキスト内キーワード検索ができる
  • 完全オンデバイス処理(ネット不要)
  • 追加料金なし

メモアプリの音声文字起こし(Live Audio Transcription)

iOS 18では「メモ」アプリにも音声録音・文字起こし機能(Live Audio Transcription)が加わった。こちらもiPhone 12以降で利用でき、録音しながら同じノートにテキストが追記される。Apple Intelligenceに対応したデバイス(iPhone 15 Pro以降)では、録音後にAI要約をワンタップで生成できる。


ボイスメモ文字起こしの限界

機能として存在していることと、実務で使い物になることはイコールではない。実際のユーザーレビューや機能仕様を整理すると、標準機能には以下の限界がある。

1. 要約機能がない(ボイスメモアプリ)

ボイスメモアプリには要約機能がない。テキスト化された文字起こしをそのまま読むか、自分でコピーして別ツールで整形するしかない。Apple Intelligence搭載機種(iPhone 15 Pro以降)なら「メモ」アプリ経由で要約を使えるが、ボイスメモアプリ単体では2026年4月時点でAI要約は提供されていない。

2. フォーマットが選べない

出力は「長い文章」のみ。議事録・箇条書き・アクションアイテム抽出・要点まとめなど、用途に応じたフォーマット変換は手動でやるしかない。毎回「テキストをコピー → ChatGPTやWordで整形」という手順が発生する。

3. 話者分離ができない

複数人の会議を録音しても、誰が発言したか区別されない。AさんとBさんの発言が連続したテキストとして流れるだけで、議事録として使うには発言者ごとの整理が必要になる。

4. 専門用語・固有名詞に弱い

カスタム辞書機能がないため、社内用語・製品名・人名などの固有名詞は誤認識されやすい。「田中」が「棚中」になるような誤変換を毎回手動で直す必要がある。

5. 音質や話速に精度が左右される

オンデバイス処理のため、背景ノイズが多い環境・早口・方言では精度が落ちやすい。Appleのレポートでは「取り逃がし」が一定数発生することが確認されている。ユーザーレビューでも「3分54秒の会話で数か所の抜け落ちがあった」という報告がある。

6. Apple Intelligence対応機種の制約

メモアプリのAI要約を使うにはApple Intelligence対応機種(iPhone 15 Pro以降またはiPad M1以降)が必要。iPhone 14以前のユーザーはテキスト化止まりとなる。


AI議事録アプリで何が変わるか

AI議事録アプリは「文字起こし」の先にある工程を自動化するツールだ。MinuteKeepを例に、標準機能からの上乗せ部分を具体的に見てみよう。

文字起こし精度の違い

MinuteKeepはOpenAIのWhisperモデル(クラウド処理)を使う。背景ノイズや早口・専門用語への対応力がオンデバイスのボイスメモより高く、高精度モードではさらに精度を上げられる(消費時間は2倍)。

要約フォーマットが5種類

録音を終えるとGPT-4.1が自動で要約を生成し、5つのフォーマットから選べる。

  • 議事録(決定事項・ToDo・議論の流れ)
  • アクションアイテム(誰が何をいつまでに)
  • 要点まとめ(箇条書き)
  • 考察レポート(分析寄り)
  • 自由形式

同じ録音から後でフォーマットを切り替えることもできる。「今日はアクションアイテム形式、次の会議では要点まとめ」という使い分けが可能だ。

カスタム辞書

社内用語・製品名・人名を辞書登録しておけば文字起こし時に正しく認識される。業務固有の語彙を登録することで手動修正の工数を削減できる。

AIチャットで録音内容を検索・質問

全議事録を横断してAIに質問できるAIチャット機能がある。「先月の営業会議でAさんが言ってた提案は?」という問いに、関連する議事録を引用して回答する。RAGベースの実装なので過去の録音まで遡れる。


機能比較表:ボイスメモ vs MinuteKeep

機能 ボイスメモ(iOS 18.4) MinuteKeep
文字起こし あり(日本語対応) あり(Whisperベース)
処理方式 オンデバイス クラウド(OpenAI)
リアルタイム文字起こし あり なし(録音後処理)
AI要約 なし(メモアプリ経由で一部あり) あり(GPT-4.1)
フォーマット選択 1種類(長文テキスト) 5種類
話者分離 なし なし
カスタム辞書 なし あり
AIチャット なし あり(RAGベース)
対応言語(文字起こし) 10言語 9言語
料金 無料 30分無料、以降従量課金
必要なデバイス iPhone 12以降 iPhone(iOS 16以降)
Apple Intelligence必須 一部機能はYes No
アカウント登録 不要 不要
オフライン利用 可(文字起こしのみ) 不可(要インターネット)

MinuteKeepの料金

MinuteKeepはサブスクリプション不要の従量課金制。使った分だけ購入するシンプルな仕組みだ。

プラン 価格
初回無料 30分
追加2時間 ¥150
追加7時間 ¥480
追加18時間 ¥1,000

月に数回会議がある程度なら、2時間パック(¥150)を数か月に一度買う程度で済む。月額サブスクを契約するより大幅にコストを抑えられる。

MinuteKeepをApp Storeで見る


こんな人はボイスメモで十分

標準機能が十分に機能するケースも正直に示す。

個人の記録・メモ用途 後で自分が読み返すだけなら、要約フォーマットにこだわる必要はない。録音してテキストに残しておくだけで十分。

英語学習・セルフレビュー 自分のスピーチやプレゼン練習を録音して文字に起こす用途なら、精度よりも手軽さが優先される。ボイスメモで事足りる。

週1回以下の単発利用 追加コストを払いたくない、かつ精度より「とにかく無料で」という場合はボイスメモが合理的。

Apple Intelligence対応機種ユーザー(iPhone 15 Pro以降) メモアプリのAI要約との組み合わせで、シンプルな要約はほぼ無料で得られる。「箇条書きの要約が1つあればいい」という用途なら標準機能で完結する場合もある。


こんな人はAI議事録アプリが向いている

会議録を仕事で使う社員・フリーランス 商談・社内定例・クライアントミーティングなど、毎週複数回ある場合。議事録を相手に送ったり上司に共有したりするなら、フォーマット品質が重要になる。

固有名詞・専門用語が多い業界 IT、医療、法律、金融など、業界特有の語彙が多い仕事では辞書機能の有無が精度を大きく左右する。

過去の会議を検索・参照する必要がある人 「3か月前の会議でどんな決定をしたか」を調べたいとき、テキストを眺めて探すより、AIチャットに質問する方が圧倒的に速い。

要約フォーマットを会議ごとに変えたい人 プロジェクト会議ではアクションアイテム中心、経営会議では要点まとめ、など目的に応じた出力が必要な人。

複数言語を扱うユーザー 日英混在会議や多言語での議事録出力が必要な場合。MinuteKeepは9言語対応で、文字起こし言語と出力言語を別々に設定できる。


よくある質問

Q. iOS 18のボイスメモ文字起こしは全てのiPhoneで使えますか?

A. iPhone 12以降・iOS 18以降であれば利用可能です。Apple Intelligenceへの対応(iPhone 15 Pro以降)は不要です。ただしAI要約機能はApple Intelligence対応機種でメモアプリを使う場合のみ利用できます。

Q. ボイスメモの日本語文字起こし精度はどの程度ですか?

A. 静かな環境・標準的な話速であれば実用的なレベルです。ただし背景ノイズ・早口・専門用語・固有名詞での誤認識が発生しやすく、カスタム辞書もないため修正が手動になります。実際のユーザーレポートでは「4分程度の録音で複数箇所の抜け落ちが確認された」という声もあります。

Q. MinuteKeepはオフラインで使えますか?

A. 録音自体はオフラインでも可能ですが、文字起こしと要約の処理にはインターネット接続が必要です。処理はOpenAIのクラウドサーバーで行われます。

Q. ボイスメモとMinuteKeepを使い分けるとしたらどう分けますか?

A. 「後で自分が読み返すメモ」はボイスメモ、「人に見せる議事録・要約・共有資料」はMinuteKeepという分け方が現実的です。コストをかけずに完結したい個人的な記録はボイスメモが合理的で、アウトプットの品質を問われる仕事用途ではAI議事録アプリに優位性があります。

Q. MinuteKeepで作った議事録は外部に保存されますか?

A. 音声データはサーバーに保存されません。文字起こし・要約の処理後、テキストデータのみがデバイスのローカルストレージに保存されます。プライバシーを重視する利用シーンにも対応した設計です。


まとめ

iOS 18.4でボイスメモが文字起こしに対応したことで、「無料の標準機能」と「有料のAI議事録アプリ」の差は縮まった。しかし埋まっていない差も明確だ。

ボイスメモが十分なケース: 個人的な記録、後で自分が読む用途、コストをかけたくない場合 AI議事録アプリが必要なケース: 仕事で使う議事録、フォーマット変換、辞書登録、AIチャットによる横断検索

MinuteKeepはサブスクなし・30分無料から始められる。「まず試してみて、必要なら追加購入」という使い方ができるので、費用の無駄が出にくい。標準機能では物足りない部分を感じたタイミングで、比較してみてほしい。


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他のAI議事録アプリとの詳細な機能・料金比較については、AI議事録アプリ比較2026|サブスクなしで使えるのはどれ?で整理している。


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know-howAI — 社内ナレッジ管理とAI文字起こしを組み合わせたエンタープライズ向けサービス。チームでの議事録共有・蓄積を重視する用途に向く。


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