現場コンパス

ヒヤリハット報告が10倍に?現場の声を集める新アプリとは

報告が集まらない現場の悩みを解決。QRコード×音声×AI匿名化で30秒報告を実現する安全ポスト+を紹介。

著者: 安全ポスト+編集部

「月に5件くらいしかヒヤリハット報告が上がってこない…」

現場の安全管理を担当している方なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるんじゃないだろうか。

ハインリッヒの法則によれば、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故、そして300件のヒヤリハットが潜んでいる。つまり、この「300」をどれだけ拾えるかが、現場の安全を左右するといっても過言じゃない。

でも現実は、報告書を書くのが面倒だったり、名前がバレるのが怖かったりで、大事な気づきが埋もれてしまっている。

今回は、この問題を「QRコード×音声×AI」で解決する新しいアプリ「安全ポスト+」を紹介したい。


なぜヒヤリハット報告は集まらないのか

そもそも、なぜ現場からの報告は集まりにくいのか。原因は大きく3つある。

報告のハードルが高すぎる

まず単純に、報告するのが面倒くさい。

紙の報告書に記入しようとすると、5分から10分はかかる。日付、場所、状況、原因、対策…。項目を埋めるだけで一苦労だ。

しかも現場にはPCが得意じゃない人も多い。ベテランの職人さんに「エクセルに入力してください」なんて言っても、正直ハードルが高い。

建災防の調査によると、建設工事従事者の約6割がヒヤリハット体験があると回答している。つまり、現場には「報告されるべき気づき」が山ほどあるのに、報告の仕組みがボトルネックになって埋もれてしまっているわけだ。

「犯人探し」への恐怖

もう一つ深刻なのが、心理的なハードルだ。

「報告したら、自分が悪者にされるんじゃないか」 「あの時あの場所にいたのは誰だ、って詮索されるんじゃないか」

こういう不安があると、人は口をつぐんでしまう。特に若手社員は、先輩や上司の目を気にして発言しづらい。結果として、本当に重要な情報が上がってこなくなる。

これは「報告する人」の問題じゃない。「報告しにくい環境」の問題だ。

データが活用できていない

せっかく報告が集まっても、紙のままだと集計や分析に時間がかかる。

「今月はどんな傾向があったか」「どの場所で危険が多いか」といった分析が、担当者の勘と経験に頼りがちになる。客観的なデータに基づいた対策が打てないまま、同じようなヒヤリが繰り返される。

2024年の統計では、建設業での死亡者数は120人で前年比15.4%増加している。労働災害は減るどころか増えている現実がある。だからこそ、ヒヤリの段階で芽を摘むことが重要なんだ。


解決策は「30秒×匿名×AI」だった

じゃあ、どうすればいいのか。

「安全ポスト+」は、報告のハードルを徹底的に下げることにフォーカスしたアプリだ。

QRコードをスキャンするだけ

使い方はシンプル。現場に掲示されたQRコードをスマホでスキャンする。それだけで報告画面が開く。

アプリのインストールは不要。ログインも不要。iPhoneでもAndroidでも、標準のカメラアプリでQRを読み取ればすぐに使える。

「え、それだけ?」と思うかもしれないが、この「それだけ」が大事なんだ。

現場の作業員は忙しい。手袋をしていることも多い。そんな状況で、アプリをダウンロードして、アカウント作って、ログインして…なんてやってられない。

音声で話すだけで報告完了

報告方法も工夫されている。

スマホのマイクに向かって「3階の足場で、釘が飛び出ていてつまずきそうになった」と話すだけ。音声認識で自動的にテキスト化される。

キーボード入力が苦手な人でも、話すだけなら30秒で終わる。写真を添付することもできるので、危険箇所を撮影しておけばより正確に伝わる。

現場の騒音環境でも認識精度は高いし、万が一誤認識があっても送信前に修正できる。

AIが自動で匿名化してくれる

ここが一番のポイントかもしれない。

報告内容に含まれる個人を特定できる情報を、AIが自動的に伏せ字にしてくれる。

たとえば「田中さんがフォークリフトを…」と報告すると、管理者が見る画面では「作業者Aがフォークリフトを…」と表示される。所属や役職、特徴的な言い回しも匿名化の対象だ。

報告者の情報はシステムにも保存されない。完全匿名だから、「誰が報告したか」を調べようがない。

これによって、報告者は安心して発言できるようになる。「犯人探し」から「原因究明」へ、現場の文化を変えるきっかけになる。


📱 安全ポスト+

その「ヒヤリ」を、未来の安全に変える。

  • QRスキャンで30秒報告
  • AI自動匿名化で安心
  • 4M分析でデータ活用

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4M分析で「なぜ起きたか」が見えてくる

報告を集めるだけじゃ意味がない。大事なのは、そこから傾向を読み取って対策につなげることだ。

4Mフレームワークとは

安全ポスト+では、AIが報告内容を「4M」というフレームワークで自動分類してくれる。

4Mとは、問題の原因を4つの観点から整理する手法だ。

要素 意味 具体例
Man(人) 人的要因 確認不足、疲労、経験不足
Machine(機械) 設備の問題 故障、老朽化、設計不良
Material(環境) 材料や環境 照明不足、温度、不良品
Method(方法) 手順の問題 マニュアル不備、教育不足

たとえば「暗くて段差が見えなかった」という報告があれば、AIは「Material(環境)」に分類し、「照明改善」といった対策を提案してくれる。

これまで担当者が一件一件読み込んで分類していた作業が、自動化されるわけだ。

ダッシュボードで傾向が一目瞭然

分類されたデータは、リアルタイムでダッシュボードに反映される。

4M別の円グラフ、危険度別の推移、週次・月次のトレンド。視覚的に傾向を把握できるから、「今月はMethod(手順)の問題が多いな」といった気づきがすぐに得られる。

朝礼での安全共有、月例の安全会議、経営層への報告。これまで資料作成に何時間もかかっていた作業が、ダッシュボードを見せるだけで済むようになる。


こんな現場におすすめ

安全ポスト+は、特に以下のような現場で効果を発揮する。

建設現場

高所作業や重機の近くなど、危険と隣り合わせの環境。ヒヤリハットは日常的に起きているはずだが、口頭で共有されるだけで記録に残らないことが多い。

足場付近や休憩所にQRコードを掲示しておけば、作業員がその場で報告できる。週次の安全ミーティングで傾向を共有し、重点的に対策を打つサイクルが回せるようになる。

製造ライン

ベテランの「勘」に頼った安全管理から脱却したい現場。若手が意見を言いにくい雰囲気があるなら、匿名報告の効果は大きい。

4M分析で「実は設備起因の問題が多かった」といった発見があれば、設備更新の優先順位を客観データで判断できる。

物流倉庫

フォークリフトの接触事故が心配な現場。動線の問題なのか、視認性の問題なのか、報告を集めて分析することで根本原因が見えてくる。


料金プランと始め方

安全ポスト+は、無料プランから始められる。

プラン 月額 QRコード AI分析
Free ¥0 3個 10回/月
Light ¥2,980 10個 100回/月
Standard ¥9,800 50個 1,000回/月

投稿者数はどのプランでも無制限。作業員が何人いても追加料金はかからない。

導入も簡単だ。アカウント登録後、QRコードを発行して印刷するだけ。最短5分で現場に導入できる。

まずはFreeプランで1つの現場から試してみて、効果を実感できたら拡大していく、という使い方がおすすめだ。


まとめ

ハインリッヒの法則が示すように、重大事故を防ぐには「300のヒヤリ」を拾い上げることが鍵になる。

でも現実には、報告の面倒さや匿名性の欠如がボトルネックになって、大事な情報が埋もれてしまっている。

安全ポスト+は、この問題を3つのアプローチで解決する。

  • QRコード×音声で報告を30秒に短縮
  • AI匿名化で心理的ハードルを解消
  • 4M自動分類でデータ活用を効率化

現場の「気づき」を、未来の安全につなげる。その第一歩として、まずは無料で試してみてはどうだろうか。

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