Notta vs Otter vs MinuteKeep|料金・精度・機能を徹底比較【2026年版】
Notta、Otter.ai、MinuteKeepの3サービスを料金・文字起こし精度・要約機能・プライバシーで徹底比較。月3回と月20回のコストシミュレーション付き。用途別おすすめも明示。
「NottaとOtterはよく聞くけど、結局どっちがいいの?」——営業やPMとして日常的に会議をこなすビジネスパーソンなら、一度はこの問いに直面したはずだ。
2026年現在、AI文字起こし市場には数十のサービスが並立しているが、日本語対応の品質・料金・実務での使いやすさという観点で最もよく比較されるのがNottaとOtter.aiだ。この記事では両者に加えて、完全従量課金制のiOSアプリMinuteKeepを加えた3者を多角的に比較し、「あなたの使い方にはどれが合うか」に正直に答える。
議事録作成を自動化しませんか? MinuteKeepは、会議を録音するだけでAIが文字起こし・要約・タスク抽出まで自動化。9言語対応、月額0円、30分無料。
3サービスの基本情報
Notta(ノッタ)
Nottaは中国・上海のNotta Inc.が開発したAI文字起こしサービスで、日本でも最も認知度の高いツールの一つだ。58言語に対応し、Zoom・Teams・Google Meet・WebexへのNottaボット参加型連携が特徴。ブラウザ・スマホアプリ・デスクトップと幅広いプラットフォームで使える。チーム共有ワークスペースや外部ツール連携(Zapier・Salesforce)も備え、組織での導入実績が豊富なサービスだ。
Otter.ai(オッター)
Otter.aiは米国・サンフランシスコのAISense Inc.が開発した会議AIサービスで、英語でのトップクラスの精度(95%以上)で知られる。2025年11月より日本語対応を開始し(日本語版リリース)、2026年3月にはAI Meeting Agentの日本語サポートも拡充した。Zoom・Teams・Google Meetへのボット自動参加、リアルタイム文字起こし、チーム共有が得意で、主に英語会議が多い企業向けに強い。
MinuteKeep(ミニットキープ)
MinuteKeepはiOS専用の会議文字起こし・AI要約アプリだ。Whisper(OpenAI)による文字起こしとGPT-4.1による要約を組み合わせ、月額サブスクなし・30分無料・使った分だけ購入という従量課金モデルを採用する。アカウント登録不要、ボット参加なし、音声データのサーバー非保存というプライバシー重視の設計が特徴。5つの要約フォーマット、カスタム辞書、RAGベースのAIチャット機能を備え、9言語対応。
料金プランの比較
AI文字起こしサービスを選ぶうえで、最もわかりにくいのが料金構造だ。Nottaは「時間無制限」を謳いながら上位プランでしか使えず、Otter.aiは月間使用分数に上限があり、MinuteKeepは使った時間だけ購入する仕組みと、構造がまったく異なる。
Notta の料金(2026年4月時点)
| プラン | 月払い | 年払い(月換算) | 文字起こし時間 | 1セッション上限 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | 無料 | 無料 | 月120分 | 3分 |
| プレミアム | ¥1,980/月 | ¥1,185/月 | 月1,800分 | 90分 |
| ビジネス | ¥4,180/月 | ¥2,508/月 | 無制限 | 5時間 |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無制限 | 無制限 |
無料プランは1回3分制限があり、実際の会議では使いにくい。プレミアムは月1,800分(30時間)と余裕があるが、月払いだと年間¥23,760かかる。年払い(月換算¥1,185)でも年間¥14,220の固定費となる。
Otter.ai の料金(2026年4月時点)
| プラン | 月払い | 年払い(月換算) | 文字起こし時間 | 1会議上限 |
|---|---|---|---|---|
| Basic(無料) | 無料 | 無料 | 月300分 | 30分 |
| Pro | $16.99/月(約¥2,500) | $8.33/月(約¥1,230) | 月1,200分 | 90分 |
| Business | $30/月(約¥4,400) | $20/月(約¥2,950) | 月6,000分 | 4時間 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無制限 | 無制限 |
Proプランはかつて月6,000分だったが、2025年に月1,200分へ大幅削減された(価格は据え置き)。為替レートにより実際の円コストは変動する点も注意が必要だ。
MinuteKeep の料金
| パック | 価格 | 取得時間 | 有効期限 |
|---|---|---|---|
| 初回無料 | 無料 | 30分 | 無期限 |
| スタンダード | ¥150 | 2時間 | 無期限 |
| ミドル | ¥480 | 7時間 | 無期限 |
| ラージ | ¥1,000 | 18時間 | 無期限 |
MinuteKeepは購入した時間が無期限で保持される。通常モードなら18時間分¥1,000、高精度モードを使うと消費が2倍(実質9時間)になる。月額固定費はゼロだ。
コスト比較シミュレーション
同じ用途でも、会議頻度によってどのサービスが得かは大きく変わる。2つのユーザー像で試算する。
ケース1:月3回の会議(1回平均60分)= 月3時間利用
| サービス | 月コスト | 年コスト | 備考 |
|---|---|---|---|
| Notta プレミアム(月払い) | ¥1,980 | ¥23,760 | 固定費。月3回なら時間は余る |
| Notta プレミアム(年払い) | ¥1,185 | ¥14,220 | 固定費 |
| Otter Pro(年払い) | 約¥1,230 | 約¥14,760 | 為替変動あり |
| MinuteKeep | ¥0〜¥150 | 約¥1,800 | 3時間/月 → ¥150で2hパック×2でOK |
月3回程度の利用では、MinuteKeepが年間で¥1,800程度に対して、NottaやOtterは年間¥14,000〜¥24,000の固定費がかかる。使わない月も料金が発生する点は、不定期ユーザーには厳しい。
ケース2:月20回の会議(1回平均45分)= 月15時間利用
| サービス | 月コスト | 年コスト | 備考 |
|---|---|---|---|
| Notta プレミアム(年払い) | ¥1,185 | ¥14,220 | 月1,800分(30h)で余裕あり |
| Otter Pro(年払い) | 約¥1,230 | 約¥14,760 | 月1,200分(20h)のためギリギリ |
| MinuteKeep | 約¥1,250 | 約¥15,000 | 15時間/月 → 18hパック¥1,000を毎月弱購入 |
月20回のヘビーユーザーになると、NottaのプレミアムプランやOtter Proの固定費と、MinuteKeepの従量課金がほぼ同コストになる。この頻度ならサブスク型の方が管理しやすい。
文字起こし精度の比較
精度はサービス選びの核心だが、「どんな状況で使うか」によって体感が大きく変わる。
Notta: 日本語の文字起こし精度は、フォーマルな会議・明瞭な発音・静かな環境では90%以上を確認するレビューが多い。一方、専門用語・業界固有の略語・複数人の同時発言では誤認識が増える。カスタム辞書機能(プレミアム以上)で業界用語を登録すると精度が改善する。
Otter.ai: 英語では業界最高水準の一つで、95%以上の精度が報告されている。日本語は2025年11月に対応開始したばかりで、英語ほどの精度は現時点では出ていないとのレビューが複数ある。話者が重なる場面や「話者1・話者2」区別が苦手という指摘も多い。日本語ネイティブユーザーが単独で使うには、まだ英語に比べて精度の差を感じる場面がある。
MinuteKeep: OpenAI Whisperを使用し、GPT-4.1での要約を組み合わせる。日本語の文字起こしに加え、「高精度モード」(gpt-4o-transcribe)ではより上位のモデルを使える(その分、消費時間が2倍)。カスタム辞書機能で会社名・人名・専門用語を登録可能。オフライン不可で、音声はOpenAIのAPIを経由する。
AI要約・議事録機能の比較
会議後に「読める議事録」が欲しいなら、要約機能の差は無視できない。
Notta: 会議全体の概要、チャプターごとの要約、アクションアイテム抽出が可能。要約フォーマットの柔軟なカスタマイズは限定的で、出力スタイルの選択肢は少ない。
Otter.ai: 自動要約、アクションアイテム抽出、チャットによるQ&Aができる。英語会議の要約精度は高評価が多いが、日本語の要約はまだ実績が少ない。
MinuteKeep: 5つの要約フォーマット(箇条書き/アクションアイテム/Q&A形式/タイムライン/詳細議事録)から選択できる。要約後もフォーマットを変更可能で、「同じ音声から別フォーマットで見直す」ことができる。RAGベースのAIチャット機能で、複数の会議にまたがる質問(「先月の営業会議でA社の話が出たのはどれ?」など)にも答える。
ウェブ会議・チーム機能の比較
ここはNottaとOtterが明らかに上だ。正直に言う。
Notta: Zoom・Teams・Google Meet・WebexへのNottaボット参加が可能で、会議への自動参加・録音・文字起こしをワンセットで行える。チームワークスペースでの共有・コメント、Salesforce・HubSpot・Zapier連携もある。チームでの利用はNottaが最も機能が充実している。
Otter.ai: Zoom・Teams・Google MeetへのAI Meetingエージェント参加が可能。リアルタイム文字起こしとチーム共有が同時に行える。英語会議が中心のグローバルチームには特に強い。
MinuteKeep: ウェブ会議への自動参加機能はない。手動録音のみで、iPhoneのマイクを使って対面・オンライン問わずその場で録音する設計だ。チーム共有ワークスペースもない。個人ユーザー向けのツールであることを明示しておく。
対応言語・プライバシーの比較
| 項目 | Notta | Otter.ai | MinuteKeep |
|---|---|---|---|
| 対応言語数 | 58言語 | 主に英語+日本語(2025年11月〜) | 9言語(UI)+Whisper多言語 |
| 日本語精度 | 高い(実績多数) | 対応開始後まだ向上中 | 高い(Whisper使用) |
| ボット参加 | あり(Zoom等) | あり(Zoom等) | なし |
| アカウント要否 | 必要 | 必要 | 不要 |
| 音声のサーバー保存 | あり | あり | なし(処理後削除) |
| データセンター | 米国・中国 | 米国 | OpenAI経由・非保存 |
プライバシーを重視する職種(弁護士・医師・金融等)や、機密性の高い会議では、ボット参加ではなくスタンドアロン型のMinuteKeepが適している。Nottaは中国企業が運営しており、データの扱いを気にするユーザーは利用規約・プライバシーポリシーの確認を推奨する。
3サービス総合比較表
| 評価軸 | Notta | Otter.ai | MinuteKeep |
|---|---|---|---|
| 月額コスト(月3回利用) | ¥1,185〜(年払い) | 約¥1,230〜(年払い) | ¥0〜¥150 |
| 月額コスト(月20回利用) | ¥1,185(年払い) | 約¥1,230(年払い) | 約¥1,250 |
| 日本語文字起こし精度 | ★★★★☆ | ★★★☆☆(対応途上) | ★★★★☆ |
| 英語精度 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 要約フォーマット | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★(5形式) |
| チーム機能 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
| ウェブ会議連携 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ |
| プライバシー | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| アカウント不要 | ✗ | ✗ | ✓ |
| サブスクなし | ✗ | ✗ | ✓ |
| iOS単体で完結 | △(主にブラウザ) | △ | ✓ |
MinuteKeepを試してみる
月数回の会議利用、プライバシー重視、サブスク不要のユーザーに向いている。
用途・状況別おすすめ早見表
| ユーザー像 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 月10回以上のZoom会議があるチームリーダー | Notta ビジネス | ボット自動参加+チーム共有+無制限が最強 |
| 英語が中心のグローバルチーム | Otter.ai Business | 英語精度最高水準+リアルタイム共有 |
| 月3〜5回の対面・社内会議(PM・営業個人) | MinuteKeep | 固定費ゼロ、手軽に高品質な要約 |
| まず無料で試したい | Otter.ai Basic or Notta 無料 | OtterはAI機能込みで月300分、Nottaは月120分 |
| 機密情報を扱う職種(法律・医療・金融) | MinuteKeep | ボット不参加・音声非保存・アカウント不要 |
| 日本語会議でとにかく精度を重視 | Notta プレミアム | 日本語精度の実績が最も豊富 |
| iPhoneのみで完結させたい | MinuteKeep | iOS専用設計で操作がシンプル |
| 月1〜2回の散発的な利用 | MinuteKeep | 使わない月は料金ゼロ |
よくある質問(FAQ)
Q1. NottaとOtterはどちらが日本語の精度が高いですか?
2026年4月時点ではNottaの方が日本語精度の実績が豊富だ。Otter.aiは2025年11月に日本語対応を開始したばかりで、英語(95%以上)と比較すると日本語はまだ向上中との報告が多い。日本語会議が中心ならNottaが現時点でより安心できる選択だ。
Q2. Nottaの無料プランは実務で使えますか?
難しい。無料プランは1回3分の制限があるため、通常の会議(30〜60分)には対応できない。お試し程度に留まる。月120分の制限内で短い打ち合わせを繰り返す用途なら使えるが、実務のメイン用途には有料プランへの切り替えが現実的だ。
Q3. Otter.aiは日本語で使えますか?
2026年4月時点では、Otter.aiのAI Meeting Agentが日本語に対応している。ただし、英語でのサービス開発が長く、日本語での精度向上は継続中だ。日本語のみを使う環境ではNottaやMinuteKeepの方が現時点で安定した結果が出やすい。
Q4. チームで使うならどのサービスが一番ですか?
Notta ビジネスプランが最もチーム向けに整っている。ウェブ会議への自動参加、チームワークスペース、CRM連携(Salesforce・HubSpot)を一括して利用できる。Otter Business も英語中心の組織では有力な選択肢だ。MinuteKeepはチーム共有機能がなく、個人利用向けに設計されている。
Q5. MinuteKeepは月20回の会議にも対応できますか?
コスト面では対応可能だが、利便性でNottaに劣る場面がある。MinuteKeepはウェブ会議への自動参加ができないため、Zoom会議の場合はiPhoneを手元に置いてマイクで録音する必要がある。対面会議が多い、または個人利用が前提であれば問題ないが、チームでの共有・連携が必要な月20回ユーザーにはNottaの方が効率的だ。
まとめ:3サービスの選び方
Nottaを選ぶべきとき
- Zoom・Teams会議でのボット自動参加が必要
- チームでの共有・コラボレーションが必要
- 日本語の文字起こし精度を最優先する
- 月10回以上のヘビーユーザーで固定費に納得できる
Otter.aiを選ぶべきとき
- 英語会議が主体で、最高精度を求める
- リアルタイムの英語文字起こしをチームで共有したい
- グローバルな組織での利用を想定している
MinuteKeepを選ぶべきとき
- 月数回程度で、固定費を払いたくない
- iPhoneだけで完結させたい
- 機密会議でボット参加・アカウント不要・音声非保存を優先する
- 5つの要約フォーマットを柔軟に使い分けたい
「チームでZoom会議を自動記録したい」ならNotta、「英語会議の精度が最優先」ならOtter、「個人でiPhoneからシンプルに使いたい・コストを最小化したい」ならMinuteKeepが現実的な答えになる。
より広い比較はAI議事録アプリ比較2026(MJ13)を、サブスクなしのサービス詳細はサブスクなしで使えるAI議事録アプリ(MJ15)を、要約フォーマットの活用法は要約フォーマット完全ガイド(MJ16)を参照してほしい。
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