MinuteKeepの要約フォーマット5種類を使い分けるコツ|議事録・箇条書き・アクション重視まで
MinuteKeepが備える5つの要約フォーマット(議事録・スタンダード・箇条書き・アクション重視・ブリーフ)の違いと使い分けを解説。会議タイプ別おすすめ表・同一会議の比較例・フォーマット変更手順も掲載。MinuteKeep 使い方の決定版。
要約フォーマット、とりあえずデフォルトのまま使ってない?
AI文字起こしアプリを使い始めたばかりの人に多いのが、「とりあえずスタンダードで出力して、あとで自分で編集する」という運用だ。間違いではないが、正直もったいない。MinuteKeepには5つの要約フォーマットが用意されており、会議の種類・目的・配布先に合わせて選ぶだけで、後処理の時間を大幅に削れる。
この記事では、各フォーマットの特徴・適した使用シーン・実際の出力イメージを整理する。「結局どれを使えばいいか」で悩んでいるPMや営業職の方は、中盤の会議タイプ別おすすめ表まで読み飛ばしても構わない。
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なぜフォーマットの使い分けが重要か
AI要約ツールの本来の価値は「会議後の作業を減らすこと」だ。しかし出力をそのまま使えなければ、結局テキストを手直しする時間が発生する。フォーマットを正しく選ぶと、次の3点が変わる。
1. 配布・共有がそのままできる 取締役会向けのフォーマルな議事録と、Slackに貼る朝会まとめでは、求められる体裁がまったく異なる。用途に合ったフォーマットを選べば、出力をほぼコピーするだけで配布できる。
2. 読む側の負担が減る 受け取る側が何を求めているかも重要だ。「決定事項だけ教えて」という上司に3,000字の要約を送っても読まれない。「ブリーフ」や「箇条書き」で端的にまとめれば、反応率が上がる。
3. 後処理の時間が半分以下になる 適切なフォーマットを選ぶだけで、要約の再編集が不要になるケースが多い。PM向けに言えば、アクションアイテムの抽出・担当者整理という作業をMinuteKeepに任せられるようになる。
MinuteKeepの5つの要約フォーマット詳解
1. 議事録形式(Minutes)
どんな出力か フォーマルな議事録レイアウトで出力される。見出し・出席者・議題・決定事項・アクションアイテムという構造化された形式だ。ビジネス文書としてそのまま提出できるレベルの体裁に整えられる。
向いている会議
- 取締役会・役員会議
- 顧客との公式な商談・キックオフMTG
- コンプライアンス上の記録が必要な会議
- 議事録のフォーマットが社内規定で決まっているケース
使い方のポイント この形式はフォーマル度が高い分、出力後のチェックが重要だ。出席者の肩書や正式名称がAIの自動判断で入るため、固有名詞は必ず確認してから配布する。後述するカスタム辞書機能を使えば、社名・プロジェクト名の誤変換を大幅に減らせる。
2. スタンダード(Standard)
どんな出力か 最もバランスの取れた汎用フォーマットだ。重要なポイント・決定事項・次のアクションを自然な文章でまとめる。箇条書きと文章の中間的な読みやすさがある。
向いている会議
- チームの定例会議・週次MTG
- 社内プロジェクト進捗報告
- 複数の議題を持つミーティング全般
使い方のポイント MinuteKeepのデフォルト設定はこの「スタンダード」だ。会議の性質がその場でよくわからない場合や、汎用的な共有先(チーム全員、プロジェクトメンバー)向けにはこれを使うのが無難だ。
3. 箇条書き(Bullet Points)
どんな出力か 会議の内容をすべて箇条書きリストで出力する。文章的なつながりは省かれ、要点だけがピックアップされた状態になる。スキャン(斜め読み)がしやすく、情報を素早く把握できる。
向いている会議
- 朝会・スタンドアップMTG(短時間の共有)
- Slack・メールへ転送する前提の共有
- 複数人が後から読む可能性があるドキュメント用途
- チームの情報共有メモ
使い方のポイント 箇条書きはそのままコピー&ペーストしてSlackに貼れるのが最大の強みだ。Markdownに対応したツール(Notion・Confluenceなど)との親和性も高い。「情報を渡す」ことが目的なら、このフォーマットが最も汎用性が高い。
4. アクション重視(Action-Focused)
どんな出力か 会議内容の要約ではなく、アクションアイテム・担当者・期限の抽出に特化したフォーマットだ。「誰が・何を・いつまでに」という情報だけがリストアップされる。
向いている会議
- プロジェクト会議・スプリントプランニング
- タスク管理ツール(Jira・Asana・Notionなど)への転記前提
- 担当者への個別フォローアップが必要な会議
- 会議が多く、フォローアップ漏れが起きやすいPM・マネージャー職
使い方のポイント PMや管理職にとって最も実務で役立つフォーマットだ。タスク管理ツールにそのまま貼り付けられる形式で出力されるため、会議→ツール登録の時間が大幅に短縮される。「この会議で何が決まったか」より「誰が何をやるか」が重要な会議に使う。
5. ブリーフ(Brief)
どんな出力か 2〜3文で会議全体を要約する、最も短いフォーマットだ。「この会議で何があったか」を30秒で把握するための出力になる。
向いている会議
- 内容確認・ログとして残す軽い会議
- 「後で読むかもしれない」程度の優先度の低い会議
- 会議録を読む価値があるか判断するためのプレビュー的用途
- 上司や関係者への報告で「一言で言うと?」を求められる場面
使い方のポイント このフォーマットは「要約を読む時間を節約する」という逆説的な用途がある。多数の会議録の中から「読む価値があるものを選ぶ」フィルタリングに使うのが実務的だ。ブリーフで概要を把握してから、必要な会議だけスタンダードや議事録形式で再要約するという使い方も有効だ(後述のフォーマット変更機能を参照)。
同じ会議を5フォーマットで比較してみる
以下は、30分のプロジェクト定例会議(参加者4名、議題:Q2施策の優先順位決定)を各フォーマットで出力した場合のイメージだ。
議事録形式
## 議事録
日時:2026年4月11日 14:00〜14:30
出席者:田中(PM)、鈴木(デザイン)、佐藤(エンジニア)、山本(営業)
## 議題
1. Q2施策の優先順位見直し
2. リリーススケジュールの確認
## 決定事項
- ダッシュボード機能をQ2最優先施策に設定
- 5月末リリースを正式目標として確定
## アクションアイテム
- 田中:要件定義書を4/18までに作成
- 佐藤:技術調査レポートを4/15までに提出
スタンダード
Q2の優先施策について議論し、ダッシュボード機能を最優先として決定した。リリース目標は5月末に設定。田中が4/18までに要件定義書を、佐藤が4/15までに技術調査レポートを作成することになった。
箇条書き
- Q2優先施策:ダッシュボード機能に決定
- リリース目標:5月末
- 田中:要件定義書 → 4/18
- 佐藤:技術調査レポート → 4/15
- 次回定例:4/18(同メンバー)
アクション重視
【タスク一覧】
□ 田中:要件定義書作成|期限:4/18
□ 佐藤:技術調査レポート提出|期限:4/15
□ 山本:営業サイドの要望リスト整理|期限:4/20
ブリーフ
Q2最優先施策をダッシュボード機能に決定し、5月末リリースを目標に設定した。各自の課題対応が4/15〜4/20に集中する。
同じ30分の会議でも、フォーマットによって出力の性格がまったく異なる。配布先・目的・読む側の属性に合わせて選ぶことで、後処理ゼロの運用が現実的になる。
会議タイプ別おすすめフォーマット表
| 会議タイプ | おすすめフォーマット | 理由 |
|---|---|---|
| 取締役会・役員会議 | 議事録形式 | フォーマル要件、記録保存 |
| 顧客キックオフ・商談 | 議事録形式 or スタンダード | 議事録: 提出用、スタンダード: 社内共有用 |
| 週次チーム定例 | スタンダード | バランスの取れた内容量 |
| 朝会・スタンドアップ | 箇条書き | 短時間・Slack共有前提 |
| プロジェクト会議 | アクション重視 | タスク整理が主目的 |
| 採用面接・1on1 | スタンダード or 箇条書き | 記録・振り返り用 |
| ブレインストーミング | 箇条書き | アイデア列挙に最適 |
| 勉強会・研修 | スタンダード or ブリーフ | 学習ログとして残す |
| 社外イベント・登壇メモ | ブリーフ or 箇条書き | 要点把握が目的 |
| 雑談・非公式MTG | ブリーフ | 過度な記録は不要 |
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まだMinuteKeepを使ったことがない方は、App Storeから無料でダウンロードできる。初回30分分のAI文字起こし・要約が無料で使えるため、実際の会議で各フォーマットを試してから判断できる。
料金体系はシンプルな従量課金制だ。月額サブスクは存在せず、必要な分だけ購入できる。詳細はAI議事録アプリ比較記事で他社と並べて解説している。
録音後にフォーマットを変更できる機能
MinuteKeepの実務上の強みの一つが、録音・文字起こし後にフォーマットを切り替えて再要約できる点だ。多くのAI要約ツールは要約フォーマットを録音前に設定する仕様で、後から変更するには再録音か手動編集が必要になる。
MinuteKeepでは、保存済みの会議録の詳細画面から「フォーマット変更」を選択するだけで、文字起こしデータを再利用して別フォーマットの要約を生成できる。音声ファイルの再アップロードや再文字起こしは一切不要だ。
具体的な使い方シナリオ
- 会議中は「スタンダード」で録音・要約
- 会議後に上司から「アクションリストだけ送って」と言われる
- 保存済みの会議録でフォーマットを「アクション重視」に変更
- 再要約を生成してそのまま共有
この一連の操作が、追加コストなし・数秒で完了する。「会議の用途を後から変更する」という実務上よくある状況に対応した機能設計だ。
競合アプリのフォーマット数との比較
「要約フォーマットを複数から選べる」というのは、実は現時点でもレアな機能だ。主要な競合ツールの状況を整理する。
| サービス | 要約フォーマット数 | フォーマット変更 |
|---|---|---|
| MinuteKeep | 5種類 | 録音後も可能 |
| Otter.ai | 1種類(自動要約) | 不可 |
| Fireflies.ai | 1種類(Smart Recap) | 不可 |
| Notta | 数種類(テンプレート選択) | 制限あり |
| AI GIJIROKU | 1〜2種類 | 要再生成 |
Notta(ノッタ)はテンプレート機能を持つが、主に企業プランでの利用を想定した設計で、個人プランでの自由度は限られる。OtterやFirefliesはAIが自動で要約するスタイルで、フォーマットのカスタマイズ性はほぼない。
MinuteKeepが5フォーマットを提供する背景には、「一人のユーザーが複数の会議タイプを持つ」という前提がある。PMが社内定例・顧客商談・チームブリーフィングを同じアプリで運用するには、用途別のフォーマット切り替えが必須だという設計判断だ。
Nottaとの詳細な機能比較はNotta vs Otter vs MinuteKeep 比較記事で別途まとめている。
よくある質問(FAQ)
Q. フォーマットを変更すると追加の料金がかかるか?
A. かからない。フォーマット変更による再要約は、購入済みの利用時間を消費しない。文字起こしデータを再利用して要約するだけなので、追加コストは発生しない。
Q. デフォルトのフォーマットを変更できるか?
A. 設定画面から、録音前に使用するデフォルトフォーマットを変更できる。毎回同じフォーマットを使うユーザーは設定しておくと手間が省ける。
Q. フォーマットによって文字起こしの精度が変わるか?
A. 変わらない。文字起こし(Whisper)とフォーマット選択は独立した処理で、文字起こし精度はどのフォーマットを選んでも同じだ。
Q. 日本語以外の会議でもフォーマットは同様に使えるか?
A. 使える。MinuteKeepは9言語に対応しており、英語・中国語・韓国語などの会議でも同じ5フォーマットが利用できる。出力言語は設定から変更可能だ。
Q. 1つの会議に対して複数フォーマットを保存できるか?
A. 現時点では、保存されるのは最後に生成した要約フォーマットのみだ。「取締役会向け議事録と社内向けブリーフ」を同時保存したい場合は、フォーマット変更後に手動でコピーしておく必要がある。
まとめ
MinuteKeepの5フォーマットを整理すると、次のように使い分けられる。
- 議事録形式:フォーマルな提出・保管用
- スタンダード:汎用。とりあえずこれで外さない
- 箇条書き:Slack・メール転送、斜め読みされる前提の共有
- アクション重視:タスク管理ツール連携、PMの後処理削減
- ブリーフ:ログ用途、読む価値の判断、上司への一言報告
一つのアプリで5フォーマットが切り替えられ、録音後に変更できるという設計は、会議の種類が多いビジネスパーソンにとって実務上の大きなメリットになる。30分無料で試せるため、まず実際の会議で使ってみることをすすめる。
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